Vete-Katten
ヴェーテ・カッテン

ストックホルムで最も歴史のある老舗ベーカリー＆ケーキショップ。

Vete-Katten（ヴェーテ・カッテン）は1928年創業のストックホルムで最も歴史のあるベーカリー＆ケーキショップです。Veteは小麦粉、Kattenは猫を意味し「小麦粉の猫」というユニークな店名です。

店内は持ち帰り用の売り場とイートイン用の売り場に分かれています。持ち帰り用の売り場では番号札をとって順番を待つ方式、イートイン用の売り場では列に並んで順番を待つ方式となっています。有名店だけあり、注文・受け取りまでしばらく並びましたが、店内はとても広く、席は余裕をもって確保することができました。

カルダモンロールは直径約11cmとかなりの大きさ。生地はねばりけが強くしっかりとした生地。バターの風味もよくきいています。可もなく不可もなく、平均レベルのカルダモンロールでした。ここのカルダモンロールで珍しいのは、パールシュガー（粒状の白い砂糖）が上にかかっている点。ほとんどお店ではシナモンロールにはパールシュガー、カルダモンロールにはグラニュー糖をかけて、見た目で両者を区別できるようにしていますが、このお店はシナモンロール、カルダモンロールともトッピングがパールシュガーでした。

ちなみにこのお店では、カルダモンロール以上にプリンセストータ（プリンセスケーキ）がおいしかったです。プリンセストータはスウェーデン伝統のケーキで、スポンジと、ラズベリージャム、生クリーム、カスタードクリームが層をなしており、一番上を緑のマジパンが覆っています。中はかなり甘さが控えめでラズベリーの酸味もきいていますが、甘いマジパンと一緒に食べると味のバランスが絶妙でした。あまりマジパンは好きなほうではないのですが、このケーキだけは別格です。

お店の情報：
Vete-Katten
カフェスペース：あり
住所：Kungsgatan 55, 111 22 Stockholm
公式サイト（http://vetekatten.se/en/）
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