100円ショップDAISO(ダイソー)のカルダモン
100円ショップ最大手のDAISO(ダイソー)がホールのカルダモンの販売を開始しました。もちろん100円!(税込108円)。どんなものか早速購入してみました。
DAISO(ダイソー)の食品売り場で見慣れないパッケージのスパイスを見つけました。複数の種類が売られている中に、ホール(莢[サヤ]に入った原型)のカルダモンを発見!ホールのカルダモンを100円ショップで買えるなんて驚きです。下の写真の黒いパッケージがスパイスです。
今回はホールのカルダモンを購入しましたが、パウダーのカルダモンも販売されています。販売されているホールのスパイスは、カルダモン、クミン、ブラウンマスタード、ブラックペッパー、シナモン、クローブ、レッドチリ。シナモンやクローブも一緒に買えば本格的なマサラチャイ(スパイス入りミルクティー)も作れます(マサラチャイのレシピ)。パウダーについては、カルダモンとコリアンダーの2種類が売られていました。
スパイスは「株式会社ドウシシャ」というところの商品で、価格はどれも100円(税込108円)!スパイスを気軽に買って試してみるのには最適です。
ホールのカルダモンは3g入り。なんとインド産です!現在、カルダモンの生産量はグアテマラが最大で、日本に入ってくるカルダモンの多くもグアテマラ産となっています。一方、インドでは生産されたカルダモンの多くが国内で消費されてしまうため、あまり国際市場には出回りません。国際市場向けに大量生産されるグアテマラ産に対し、一般にはインド産のほうが高級とされています(品質については後述)。
パッケージに実際に入っていたカルダモンです。全部で17粒入っていました。1粒あたり約6円。1gあたり40円弱です。スパイスショップなどで大容量のものを買うのに比べると2~4倍割高ですが、お試し買いや、たまに買って一度に使い切るにはよい量かと思います。
パッケージに入っているカルダモンの品質はごく普通でした。カルダモンの香りは種子が黒くなったものがベストです。下の写真はカルダモンの莢[サヤ=殻]をむいた写真です。写真左は、ひとつひとつの種子が大きく色もしっかり濃くなったベストな状態のもの。写真真ん中は種子は大きくなっているものの、まだ色が薄茶色で品質がイマイチなもの。写真右は種子が十分育っておらず中身もスカスカなハズレのカルダモンです。今回購入したカルダモンは、ベスト:イマイチ:ハズレの割合が、47%:47%:6%といったところでした。農産物ですので、年による出来/不出来もありますが、私がいつも買っているスパイスショップのもの(グアテマラ産)と同等レベルの品質です。
下の写真はすべての莢をむいて中の種子を取り出したものです。カルダモンはこの種子を挽いて使用します。カルダモンの挽き方についてはこちらで紹介していますので参考にしてください。
100円ショップで気軽に買えるようになったカルダモン。ホールのカルダモンの香りは粉末のものとは別物ですので、この機会にぜひホールのカルダモンを試してみてもらえればと思います。カルダモンを使ったレシピについては、上で紹介したマサラチャイのほか、カルダモンスコーン、カルダモンジャム、カルダモンのクッキー、カルダモンのアップルクランブルなどを紹介しています。一番簡単に作れてカルダモンの風味を満喫できるのはカルダモンジャム、一番のおすすめ(自分でもお気に入りでよく作るもの)はカルダモンのアップルクランブルです。